富山県ジュニアの取り組みについて

やまぐち 九

 コロナウイルス騒動で休講を余儀なくされていたジュニアの部で10年前から欠かさず川柳講座を開いていた富山市の中学校があります。今年の5月に学校長と相談して、生徒の自主発表力の向上も兼ねて川柳甲子園と名付け3人一組(先鋒、中堅、大将)の班を編成して、2年生全員参加のトーナメント大会を講堂で開催いたしました。
 審査員は協会から2名と教頭先生の3名で優劣を紅白の旗判定にしました。全員が自句を短冊(句箋)に書いて、前方のマイクの前で披講させました。審査員は旗をあげながら句のできを評しました。
 各自の句は観衆全員に分かるようにプロジェクターでスクリーンに投影致しました。1回戦で敗者チームも敗者同士の2回戦も用意して、どの生徒も2回の発表の機会を与えました。観衆の1年生や先生の拍手と、協会員の激励で楽しい川柳教室を行えたと思っています。
 来年の1月14日(日)に富山県大会に拡大して第1回富山県ジュニア川柳甲子園大会を行いたいと思っています。
 詳細はまた報告致します。

全日本川柳協会常任幹事、富山県

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