目 次
1.あいさつ 今川乱魚
2.私の一句
3.全日本川柳大会受賞句
4.国民文化祭文芸大会受賞句
5.全日本川柳誌上大会受賞句
6.名鑑参加人員
7.全日本柳人写真名鑑
8.名鑑索引
9.加盟柳社名簿
10.あとがき
あいさつ
昨二〇〇七年は、初代柄井川柳が江戸の万句合せ興行で第一回の入選句発表を行ってから二五〇年目に当たるということで、「川柳250年実行委員会」(前田安彦委員長)が中心となっていろいろな記念行事を催され、日川協としてもこれに後援をさせて頂きました。
一方、日川協では地道な活動として全国の川柳人による毎年三つの全国大会を催しております。各県持ち回りの日川協全国大会は、平成二十年の福岡大会で第三十二回を数えます。文化庁や各県との共催で行う国民文化祭全国川柳大会は今年の茨城大会が第二十三回目となります。
このほかに日川協では、会場に足を運べなくても参加できる全国誌上大会『平成柳多留』の発行を毎年、現在川柳界でご活躍中の主な柳人の写真と代表作品、プロフィールを紹介する『全日本柳人写真名鑑』の出版を五年毎に行なっております。
今回の『写真名鑑』(第六回)にはアメリカ、ブラジル、台湾からの参加を含め全国の主要柳人一一八二人、日川協の理事全員、ほとんどの常任幹事も参加しました。顔写真とともに後世に残る主要な文献となることは間違いありません。改めてご協力に感謝申し上げます。
これら右の三つの全国大会は、川柳の普及向上を目的とする日川協の事業として欠くことのできないものであります。このほか日川協としては、川柳功労者の表彰、優れた個人句集に対する「川柳文学賞」の授与、インターネットなどによるジュニアへの川柳普及、川柳を教科書に掲載する運動、川柳優良図書の推薦、受賞文芸川柳作品の広報活動の充実、地域別の川柳組織拡充、高齢化社会への対応などの事業を推進することとしております。こうした日川協の使命、継続的かつ地道な活動に対しては、今後とも皆さまのご協力を賜りたくよろしくお願い申し上げます。