第13回全日本川柳長崎大会

会 場:長崎市日昇館
開 催:平成元年 6月11日(日)
参加者:当日450名/事前1,235名

題と選者

事前課題府県名選者名事前課題府県名選者名
「 男 」山 梨小林 一声「つなぐ」石 川森本 清子
「 旅 」長 崎池田 可宵
当日課題府県名選者名当日課題府県名選者名
「再 会」岩 手高橋 春造「天 気」大 阪亀山 恭太
「高 い」東 京蔵多 李渓「祈 り」長 崎高谷 梵鐘

選考経過

大会作品の各題の受賞句(十四句)から日川協理事全員に最優秀句の推薦を依頼、集計の結果一位句を文部大臣奨励賞とし、二位句を川柳大賞とした。

入賞句

入 賞 句府県名雅 号
文部大臣奨励賞祈ることばかりで母は老い給う東 京伊藤 正紀
川 柳 大 賞いつかいつかと男は飽きず樹に登る埼 玉須田 尚美
大  会  賞人間の鎖へ問わぬ皮膚の色熊 本寺本 隆満
大  会  賞再会のドラマを時刻表が書く埼 玉松岡 葉路
大  会  賞雲海を歩いてみたい空の旅長 崎松添 拮也
大  会  賞爪楊枝少しボラれたなと思う福 岡田岡 千里
大  会  賞母に似た人が売ってる旅の店長 崎野田 官次
大  会  賞慟哭の孤児再会の墓碑を抱く長 崎綿屋冨美子
大  会  賞神のみ手つなぐ命はひとづだけ長 崎勝盛 青章
大  会  賞ハミングが団地の窓に干してある宮 崎田中  伯
大  会  賞生き生きとしている妻の旅仕度千 葉嶋  儀一
大  会  賞妻の祈りの中で男は火を潜る長 崎永石 珠子
大  会  賞背丈より高いケーキでもう別れ東 京飯島 夢世
大  会  賞切り捨てる事も覚えた男みち北海道根本 冬魚