第11回全日本川柳大分大会

会 場:京王プラザホテル札幌
開 催:昭和62年 6月14日(日)
参加者:当日675名/事前1,624名

題と選者

事前課題府県名選者名事前課題府県名選者名
「郷 愁」福 島高橋 巷風「火 山」千 葉西村 在我
「 茶 」岡 山寺尾 俊平
当日課題府県名選者名当日課題府県名選者名
「舞 う」石 川中谷 道子「いのち」大 阪梶川雄次郎
「海 峡」東 京成田 孤舟「 時 」北海道長澤としを

選考経過

大会作品の各題の受賞句(十四句)から日川協理事全員に最優秀句の推薦を依頼、集計の結果一位句を文部大臣奨励賞とし、二位句を川柳大賞とした。

入賞句

入 賞 句府県名雅 号
文部大臣奨励賞いい友を沢山もって茶がうまい大 阪森中惠美子
川 柳 大 賞火の山になれよと父の肩車東 京吉川 義弘
大  会  賞最後まで仮面を脱がぬ父の舞い兵 庫北山 青珠
大  会  賞細工場の父には黙ってお茶をおく北海道高橋 吾朗
大  会  賞仏さまといつもいのちのはなしする大 阪森中惠美子
大  会  賞海峡の怒濤ナレーションは父だ北海道田村あすか
大  会  賞先んじて火口を覗くのは女京 都大村美千子
大  会  賞切り札を握り直しているチャンス兵 庫伊藤はつ子
大  会  賞雪ひらりひらり百鬼を眠らせる北海道山内 多恵
大  会  賞海峡の底を行き交うチンドン屋北海道浜本 美奈
大  会  賞万象の芽吹きへ神の詩副える北海道宮下 初峰
大  会  賞会っている時を温めている無口神奈川古賀 絹子
大  会  賞郷愁よゆっくり桃の皮を剥く大 阪米田 鉱平