第10回全日本川柳大分大会

会 場:別府市鶴見園グランドホテル
開 催:昭和61年 6月 8日(日)
参加者:当日468名/事前912名

題と選者

事前課題府県名選者名事前課題府県名選者名
「 島 」静 岡藤原時化緒「勝 つ」愛 媛仲川たけし
「開 く」大 分内藤 凡柳
当日課題府県名選者名当日課題府県名選者名
「茂 る」和歌山野村太茂津「生きる」東 京黒田 高司
「 箸 」北海道斎藤 大雄「 道 」長 崎池田 可宵

選考経過

大会作品の各題の受賞句(十四句)から日川協理事全員に最優秀句の推薦を依頼、集計の結果一位句を文部大臣奨励賞とし、二位句を川柳大賞とした。

入賞句

入 賞 句府県名雅 号
文部大臣奨励賞狂わずに生きて喜劇の中にいる奈 良玉利三重子
川 柳 大 賞鉢巻をゆっくりほどく覇者の指青 森北野 岸柳
大  会  賞島に娘はやらぬが嫁はほしい父母愛 媛宇都宮広二
大  会  賞対の樹を茂らせておく父の墓大 阪米田 鉱平
大  会  賞でこぼこ道古里なれば苦にならず福 岡宮川 艶子
大  会  賞神秘の扉開きハレーが去っていく大 分尾花 白風
大  会  賞花を泣き風を笑って父生きる愛 媛浪  乱丁
大  会  賞運命に勝ち抜く強さ車椅子大 分坂本まさ子
大  会  賞妻の知らぬ箸で女と食べている宮 崎間瀬田紋章
大  会  賞島を去る老医に代り老医来る山 口三輪よしみ
大  会  賞真心に触れると愛の樹が茂る山 口上杉 波路
大  会  賞玉音は神風平和の御代が開け大 分山口都一郎
大  会  賞凡夫凡婦の道に笑顔が落ちている福 岡松永 千秋
大  会  賞箸でほじると茶碗の民話喋り出す千 葉西村 在我