第16回全日本川柳和歌山大会

会 場:和歌山県民文化会館
開 催:平成 4年 6月14日(日)
参加者:当日747名/事前1,509名

題と選者

事前課題府県名選者名事前課題府県名選者名
「はるかに」北海道塩見 一釜「 陽 」東 京竹本瓢太郎
「 城 」大 阪西尾  栞
当日課題府県名選者名当日課題府県名選者名
「 砂 」和歌山北山 紀世「和 む」鳥 取小林由多香
「 宴 」兵 庫卜部 晴美「加 減」群 馬荻原 柳絮

選考経過

大会作品の各題の受賞句(十四句)から日川協理事全員に最優秀句の推薦を依頼、集計の結果一位句を文部大臣奨励賞とし、二位句を川柳大賞とした。

入賞句

入 賞 句府県名雅 号
文部大臣奨励賞耕してこの地の温む陽を愛す埼 玉岡部 暖窓
川 柳 大 賞定位置に母居るだけで輪が和む和歌山堀端 三男
大  会  賞さくらはらはら今日がはるかな過去になる福 島玉木 柳子
大  会  賞春雷をはるかに聞いてひとりきり和歌山長岡 笑子
大  会  賞太陽に唾をかけている驕り兵 庫原田 北涯
大  会  賞ころし文句におんなの城は落とされぬ和歌山内田 結実
大  会  賞城主末裔税務係に籍を置く岐 阜大久保卓次
大  会  賞逆転がはじまっている砂時計岡 山寺尾 俊平
大  会  賞砂嵐止んだわたしも旅に出る大 阪河内 月子
大  会  賞晩酌の父頂点にして和む愛 媛月原 宵明
大  会  賞ピリオドを拾う宴の真ん中で兵 庫田中 万里
大  会  賞面子とはつまらぬものよ花の宴兵 庫小松原爽介
大  会  賞無器用に生きて手加減などしない和歌山古久保和子
大  会  賞先頭を走り加減を見失う兵 庫山本ひさゑ